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オレンジ効果②

 では前回の続きです。

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オレンジが潰れることを感じるポイントですが、前回、オレンジ初体験の方には上図のターン後半(b)のところになると言いました。初期段階やプレターンではそれで良いのですが、応用発展としてターンを連続していく流れでは潰れて戻ってくるポイントも変わってくるのです。

まず大回りターンで上図のようなS字を連続していく場合のオレンジについてです。潰れ始めるポイントは①になります。そして潰れ最大ポイントは②です。そこからオレンジは戻りながらターン後半になるのですが、ここがオレンジジュースをあたかも吸収するようなオレンジフィーリングの真骨頂となります。やはり(b)での感じ方は肝なのであります。実は(b)でのオレンジってちょうど半分潰れになるんですよね。そこを美味しく感じられると結果的に良いバランス、ポジションで滑っていられるようになります。

そして戻ってきたオレンジの勢いで③から①で足裏にあるオレンジをポーンと次の外足裏へ交換しちゃうのです。(お手玉ならぬお足玉なんです)そして次のオレンジが①から潰れ始めるという流れとなるのです。

ではニセコでのオレンジ濃いめの皆さんによる動画をご覧下さい。(^^



では次回、オレンジ効果で熱い圧を感じましょう!というネタになります。

そういや、先日の丹沢大山はこんなことしてきたのでした。





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オレンジ効果③

 オレンジを感じるということは、スキー板が撓むということをわかりやすくする代理イメージになります。まずは下図の(b)に於ける潰れ方フィーリングが大切なのです。

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しかし(b)というポイントでは、踏み込んでオレンジをグシャリと潰してしまうスキーヤーが多いのも事実です。②での最大潰されで戻ってきたオレンジを潰すという行為は非効率的なのですが、まあ踏み換えてライン取りを変えるなんてこともあるでしょうから、一概に間違いではありません。

ただ上図のようなS字を描き続けることを考えれば、(b)でのオレンジ潰しはSではなくCの字で流れを途切れさせることになるのです。ブツブツ途切れてしまうスキーをされる方に対して、バランスが悪いとか自分から動かしているとか伝えても「?」となることがほとんどで「どうすれば良いの?」となるのですが、そこでオレンジの出番となるのです。(^^

オレンジの圧感覚を磨くと(b)でのポジションバランスも良くなってきちゃうんですよ。圧を吸収しながら、実は熱いんだということなのです。えー今は暑いんですが…。(^^;

えー暑苦しいオヤジギャグ炸裂で恐縮ですが、(b)でのオレンジを押し潰すような能動的なスキーって、圧苦しいのであります。バランスも不安定になりやすいリスキーなものとなります。反対に美味しくオレンジジュースを飲み込んじゃうような圧吸収は、受身的になるのですが、実は積極的で安定したスキーになるのであります。それで安定移動しちゃうと、オレンジは愛媛のジュースの如くポ~ン!と次の外足裏へと移ってしまうのです。(^^

ではこの動画のサムネイルで静止しているKさんの状態が理想的な(b)のポジションなんですよ~。素晴らしい♪




次回、地球の中心とオレンジの中心の関係についてです。(^^

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転がるオレンジ

 さてまたもやオレンジネタです。もう八年前になりますがTOK先生のレッスンで、オレンジが転がってコア方向(重力方向)へ引かれているフィーリングというのがあったのです。確かキャスターターンの入門編の流れでやったことだったかなと…。

それって私の中では強烈にヒットしまして、実はキャスターフィーリングって4輪分類されてイメージしにくかったのですけど、ところがオレンジ一発!はイメージし易かったのでした。オレンジがコロコロ転がってですね、洗練されたジュースをシャワーの如く胸に浴びちゃうフィーリングは閃きだったのです。(^^

それで足裏のオレンジフィーリングが発展していくとオレンジは踵足裏に装填されまして°360どんな方向にも転がっていくようなイメージを持てるようになります。これはS字ターンでスピードのある状況で感じられることでして、踵を支点にして、どの方向から雪からのエネルギーが来て、どこでそれを受け止めるのか?そしてその受け止めたエネルギーをどのように解放するのか?

オレンジが勢いつけて回転していても、潰れて戻る弾力があることは変わりません。スピードのある状況では、頂いたエネルギーを重力方向にお返しするようにしています。低速では頭の上から湯気が出るように上に抜く上下動で解放もできますが、転がるオレンジでは地球の中心へ戻すようなECOなフィーリングなのであります。名付けてアース伝導フィーリングです。(^^

どうもマニアックな感じでわかりにくいかもですが、地球というバランスボールの上に足裏オレンジが調和して相互回転しているとイメージして下さい。あまりにも大きさが違い過ぎるのですが、イメージですよ。イメージ…。(^^;

小さい玉コンニャクと大きい玉コンニャクが串刺しになっているだけなんて感じですかね。その二個の玉ど真ん中に串刺しするかのように、スキーヤーは重心を合わせるんです。その代理バランスボールに乗り続けるだけなのです。というか日常の歩行だって操作要領が違うだけで、足裏感覚は地球の中心方向へ活用されているはずでは?と思うのであります。(ほとんど転がってはいませんけどね…、でも実は地球は回っているのです) (^^

さて転がるオレンジとは、私がよく唄っていたオニャンコターンと同じです。次回、あのオニャンコターンはどうなってしまったの?です。(^^;

でも景気付けにこれを貼りましょう♪ (=^・^=)


発展的オレンジ

 オニャンコターンってFSS元年の2007年から47スキー場で展開していたイメージだったのですが、最近やらなくなっているんです。ここのところのオレンジ効果ネタを読んで頂ければ、おわかりになるかな~?(^^;

まあオニャンコターンは足裏肉球を転がすということで、オレンジを転がすフィーリングと同じといやあ同じです。ただ毛並を撫でるようにゴロゴロと斜面移動してオニャンコ様がご機嫌になって喉もゴロゴロと鳴らしてニャーンと鳴いちゃうなんてフィーリングでもあるのです。なんじゃそりゃ?でしょうか…。(^^;

つまりオレンジのフィーリングを発展させて習熟させないといけないので、そこまで展開することが少なくなってきているのです。

ただフィーリングスキーでオレンジの弾みを丁寧に感じて頂くと「あっ!良い転がりしてますニャ~♪」なんて思うことはあるんですが、そこで猫になりましょう~と言うよりはオレンジに集中して頂く方が良いんです。(^^

この状況も不整地ですからね。マニアックかもですが、ニセコでは荒踏みでもオレンジはよく転がるんだニャ~♪ (=^・^=)




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踵支点で感じるオレンジ

 オレンジを足裏に感じるということ、つまり足裏感覚を研ぎ澄ますにはブーツのバックル、ベルトをしっかり締めて踵や踝がしっかりホールドされていることはポイントなのです。そして足指、拇指球は極僅かに上下動する遊びがある感じかなあ~。

ここのところ書いていますが、今シーズンはブーツのヘタリが極み状態だったのです。

http://shirokuma-ski.blog.so-net.ne.jp/2013-06-06

http://shirokuma-ski.blog.so-net.ne.jp/2013-06-20

3月になって強制的矯正改造?で改善されたのですが、そのときになって改めてよくTOK先生が言っていた踵支点という言葉の意味が再認識されたのです。(お恥ずかしい限りですが…)オレンジを転がすというのも、まずは横に転がしズレに乗って移動するフィーリングが基本中の基本なのですが、足首が緩めではブレてしまうのです。軸が安定しないとでも申しましょうか。

まあフィーリングスキー初体験の生徒さんには「パワーベルトってしっかり締めたことないです」という足首緩めの方も多いんです。そうなると支点探しの旅、第一段階はベルトを締めることから始まるのです。

さあそういう話の流れでは、ブーツが重要であるってことになって参りまして、私の新ブーツネタが次回となるのであります。(^^

さて例のウイングヒルズ白鳥にこんなのできたそうで。滑ってみたいなあ~。



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ブーツ購入

 では新ブーツネタです。えーさすがに古くなったブーツからの環境脱出ということで先月、神田ヴィクトリア本店で早期予約をしているというので行ってみたのです。

で、私はデカい足なんですが、28cmで幅広で硬め希望ということになりますと、試履きできるモデルも限定されてしまいました。その中で RexxamのPowerREX-M110の27cmを履いたところ、爪先は当たるものの踵からスクッと軸が立つ感じに「おっ!」となりました。そしてフレックスが130や150もあると聞いたのですが、110なら28cmも注文で10月には入るという話しでした。そして関節負担等も考慮して結局、110を注文したのです。10月入荷予定ですが、早く入ったら連絡してくれるということでした。

そして何と今月!?に入って「入りました!」と電話があって先日、取りに行ってきたのです。「あら早過ぎ~♪」(*^^)v

今のブーツのインソールを入れて試履きするとやや甲がきつい感じ以外は当たりそうなところも無く「踵からスクッ」のフィーリングは早く使いたい~と期待するものでした。

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まあ後からRexxamのサイトを見るといろいろ書いてありました。フルモデルチェンジなのですね。まあ国産ってすごいかも~♪

http://www.rexxam.com/PRODUCT/index13.html

昔の話しですが、このメーカーで28cm幅広って無かったような記憶が…。そして早期注文でないと入りにくいという今どきの業界事情を理解できたような、でも早く来ちゃって何だかな?という感じですかね。(^^;

まあこうなったらプラスノーで試履き?できれば氷点下の場所で履きたいですね。…となるとNZ?さすがに行けないなあ~。(^^;

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