SSブログ

トップの面から押し上げられる感覚

 深雪の滑りですが、整地で小回りが上手くできて深雪は
苦手なんて人がよくいます。そういう人を深雪に連れていく
とたいていトップが押し上げられて返ってくることに違和感
を覚え、強引に前に乗ろうとしてバランスを崩すということが
多いと思うのです。そんなことするものだから前方につんの
めり転倒しちゃったりするのですが…。(=_=;
というか私自身そんな転倒よくしていました。それでしろくま
なんて言われたのですけど…。(^^;

まず踵支点で踵が蝶番(ちょうつがい)のような役割をして
いるなんてイメージを持って頂きたいのです。これはキャス
ターターンで言うところのキィーキャスターが蝶番になります。
例えば、足裏から先のスキーの滑走面があたかも踵の蝶番
を軸にフタのような役割をするとイメージしてみて下さい。
深雪で落下移動しながらスキーの面を雪面にコンタクトさせ
ると、柔らかい反動がフワーッと来ます。リズム的には深い
雪であるほどゆったりと抵抗が来ます。フタがゆっくりと開け
られようとするようなイメージとなるのです。このゆったりとし
た圧を足裏から飲み込むように丁寧に自分の体内に取り込
むようにします。ここまでで絶対にあわててはいけません。
全てはゆっくりとスローモーションのような感覚です。
そこまでゆったりと待てれば整地と同じようなイメージで切り
換えることができます。整地だと自ら起こすようなアクション
になりますが、深雪は雪からもらう圧で楽に切り換えられる
のです。雪からの抵抗でゆっくりとフタを開けてもらったら、
落下を伴い回旋しゆっくりフタを閉めていきます。すると
また反動がやってきます。またフタをゆっくり開けに…。
その後、以下同文となりまして左右対称に繰り返せれば楽々
深雪小回りの出来上がりとなります。

最初にも書きましたが、滑走面が押し上げられる感覚に慣れて
いなくてパニックになり深雪は難しいとなるスキーヤーが多いと
思うのです。そういう人はフタを急に閉めようとしているのです。
また押し上げられてバランスが狂ったと思い込んで後ろに転倒
なんてこともよくあることでしょう。まさにフタ全開で終了…。(-_-;
フタは雪からもらう圧に合わせて開閉するだけなのです。必要
最小限の動きとも言えます。また押し上げられている時、斜面に
対しては後ろのポジションに見えるでしょうが、雪面抵抗とコアに
引かれているバランスで考えると一時的なもので所謂後傾とは
全く意味が異なることを記しておきたいと思います。

深雪は、雪からもらうモノで滑る最高の条件です。
それこそLETSKIそのものなのです。


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 3

"K”

こんにちは!
深雪でのフタの開閉、面白いイメージですね^^
ゆったりとした感覚を感じやすいかも、、、試してみたいです。
ロングコースでのクルージングにも良さそうですね。
by "K” (2006-11-17 10:15) 

MASA

こんばんは(^_^)
しろくま先生はニセコの後半組で行かれたんですね。
私は前半組でした。前半組でも感動の連続でしたが
もっと良かったと言われる後半組の状況は想像範囲外です。
次回はその想像を超えるニセコを堪能したいです。
TOKさんの案内を心待ちにしてる所です。

ふと思ったんですが、教師へ昇格した、しろくま先生や
IKA先生達はもうあのツアーには普通のメンバーとしては
参加出来ないんですね。 ちょっと残念ですね。
by MASA (2006-11-17 23:13) 

しろくま

Kさん、MASAさん、コメントありがとうございます。
そう、蝶番はTOK先生の受け売りですが、フタは
以前から個人的に感じていたイメージです。
またニセコですが、私も行く予定です。
どちらに行くかは調整中で、現段階では近日発表
予定ってことで…。
by しろくま (2006-11-18 01:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

深雪(新雪)を楽しむパワー信仰 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。