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スィートスポット

  例えばテニスラケットのストリングスの張ってある面の真ん中
辺りのことをスィートスポットと呼びます。そこでボールを捕えると
良い反発をしてくれるポイントとでもいうところでしょうか…。
そしてラケットに限らず、野球のバット、ゴルフクラブにも当然その
スィートスポットは存在します。となるとスキー板にだって存在する
のですね。でも意外にそういう言葉で板について語られることって
少ないと思うのです。と言いながらこれから書くことは個人的感覚
の世界ですから、イメージが変なんて箇所があったらご容赦下さい。

板のスィートスポットというべきところは、ビンディングのトゥーピース
とテールピースの中間にマーキングされているところが中心になる
と考えています。それって足裏で言えば、ちょうど土踏まず真ん中
になるのですが、板全体の長さから見るとそのポイントはずいぶんと
テール寄りなのがわかります。そこを中心に板がたわむと良い性能
を発揮してくれるのですが、テールよりもトップの方が長いわけです
からたわめばたわむほどトップは浮き易くなるのです。
そうなるとたわんだ時の雪面からの抵抗はトップから弱めに入り、少し
ずつ抵抗は強まっていき、スィートスポットからテールにかけて一番
雪面抵抗が強くなるわけです。となるとターン時に板がもっともたわむ
局面では、スィートスポットからテールで雪面を捕えることが重要となっ
てくるのですよ。もっともたわむ局面とは、ターン後半(山回り)になりま
すが、スキーで合理的に滑る源泉は山回りでたわみをクリエイトするこ
とですからね。そのたわみを解放させて切り換えから谷回りに繋げられ
れば、Sの字に描くターンのベースができるのです。
これは、今まで言ってきた踵の蝶番、フタの開閉等のイメージとも共通
するものです。わかって頂けましたでしょうか?(^^;

板の美味しいポイント(スィートスポット)を見つけて快適な滑走フィーリ
ングを得たいものです。そのコツを雪上でお教え致しますよ。ぜひ!


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